サムゲタン

韓国の料理の中で人気の高いもののひとつに、サムゲタンがあります。

ひな鳥まるまる一羽使用して、高麗人参、鹿茸、ファンギ(牙なおぎ)などの漢方ともち米、くるみ、松の実、ニンニクなどを中に入れて煮込んだ料理です。味付けがうすいので、塩(岩塩)を入れて調節したり、キムチを入れて味を辛めにしたりします。よく煮込んでいるので、鶏の身が骨から簡単に取れるので、口に含んでいるだけで肉と骨が分離するので食べやすいです。

韓国のソウルでは、土俗村(トソッチョン)というサムゲタン専門のお店が有名です。ガイドブックにものっているので、毎日観光客でごった返しています。確かに美味しいのですが、地元の韓国人に言わせると、ちょっと価格が高めなので、美味しい別の安い店の方がへ行く傾向があるようです。個人的には、ここのお店のキムチが絶品だと思いますが、数年前に、お店全体をリニューアルした関係で、前回訪問した時、味が落ちたと感じました。以前は、お店の中でタバコが吸えましたが、リニューアル以後は、外でタバコを吸うようになっています。リニューアルして、お店の中が明るくなって、いかにもレストランという感じになってしまい、最近では、わざわざトソッチョンまで行って、サムゲタンを食べたいとは思わなくなりました。

サムゲタンは、男性でも、量が多いと思います。お店によっては、サムゲタンの半分を調理してくれますので、一度食べてみて量が多いと感じたら、次回からは「パンゲタン」をお店の人に頼んでみてください。ほとんどのサムゲタンをだすお店であると思います。料金もサムゲタンの半分か、若干半分より高めだと思います。