韓国語で、ウナギは、「チョンオ」といいます。
ウナギのかば焼きというのは、韓国には存在しません。
当然、ウナギのしら焼きもありません。
韓国でウナギを食べようとすると、ソウル市内よりも北の江原道へ
車で2~3時間行ったところにある専門店で食べると安いです。
最近では、天然ものが少なくなったため、養殖ものにたよっているので、
値段が高くなる傾向にあります。
韓国のウナギの食べ方は、ダイナミックで、ウナギをぶつ切りにして、
そのまま、バーベキューコンロで焼きます。
日本みたいに、開いて竹串を刺して、蒸してから焼くなんてことはしません。
そのまま、金属のトングル(ゴミを拾う金属のはさむものに似たもの)で、
時々、ケジャン(醤油)をはけで塗りながら、表裏ひっくり返しながら焼きます。
バーベキューコンロを並べて、アジュマが軍手をして一斉に焼いている姿は圧巻の一言につきます。
他に、塩焼きにしてもらうこともできます。
おそらく、ソウル市内でも江南区の高級日本料理店に行けば、日本と同じように
かば焼きなりしら焼きなり食べることができるかもしれません。
今までに、韓国でうな重を食べた人の話を聞きませんので、ないかと思います。
ソウル市内のスサンシジャン(水産市場)に行くと、ウナギを買うことができますが、
よく見ないと、天然ものか、養殖ものか、韓国産か、中国産か区別がつきません。
お店の人は、少しでも高く売ろうとして、養殖ものを天然ものとして、
中国産を、韓国産として売ろうとしますので、必ず目利きの効く韓国人と一緒に
行って買えば間違えはないと思います。
個人的には、日本のよりも韓国で調理されたウナギの方が好きです。