ソルロンタン

韓国ドラマ「華麗なる遺産」の中心になっている会社が、ソルロンタンの食堂から大きくなった会社です。その会社の工場で、大きな鍋で、牛の骨や各部位を煮出しているシーンを見た人も多いと思います。

このソルロンタンは、韓国の代表的な料理のひとつです。日本の豚骨ラーメンのスープを煮込む時は、あの独特の臭いがしますが、このソルロンタンも牛の肉と骨を長時間煮込んでつくるので、独特の臭いがします。

乳白色の少し濁りのあるスープですが、似たような韓国料理として、コムタンと違う点は、両方とも長時間かけて煮出したスープですが、ソルロンタンは、コムタンと比較して、骨が多く入っていて、骨髄まで煮出されているので、白濁しています。

伝統的な調理方法は、牛の骨や各部位の肉、舌、内蔵を大きな鍋に入れ、水で最低でも10時間以上、煮立てます。ゆでてスライスした肉に、素麺などを入れた器に、できあがった白濁色のスープをかけて、薬味の刻みネギを乗せます。

好みによって、カクトゥギ(大根のキムチ)や塩、コショウ、粉唐辛子で、味を整える韓国人は多いです。

韓国の食堂に行くと、白飯をスープの中に入れて、食べるのをよく見かけます。

骨髄まで煮出されていて、栄養価も高く、それでいて、そんなに高価な食べものではないので、韓国では、人気の食べものとなっています。