「金」は、韓国人の名字で多いので、韓国語での発音は、「キム」だと
思われている。

実際、ソウル近郊の国際空港の名前が、「金浦空港」と書いて、
「キンポコンハン」と言います。

ところが、「現金」、いわゆる、Cashは、「ヒョンキム」だと思うでしょう。
「現金」の「現」は、「現代」、あの大財閥「ヒョンデ」グループの頭の文字。
「金」は、「キム」。二つ合わせて、「ヒョンキム」と思った方は多いと思います。

なぜか、「キョングム」と発音します。

「黄金」も同じ。
「ファングム」と発音します。パッチムの問題ではありません。
ちょっと前に流行った韓流ドラマの「黄金の虹」は、「ファングムムジケ」です。
今は、WOWONプライムで見ることができます。

なんでも昔、李氏朝鮮時代に、その前の新羅の王の家系が「金」だったので
日常生活で使用するものに対して、「キム」と発音すると、その名字を思い出すので、
呼び方を変えたとか変えないとか。

何の根拠もありませんが、ありえることです。
韓国語の漢字は、中国から伝えられたものですが、音読みと訓読みがあります。
日本のように、音読みも、伝わった時代によって、漢音、隋音、唐音などなど
一つの漢字で何種類もの発音がありますが、韓国語の漢字の発音は基本的に
音読みと訓読みです。

「金」に関しては、音読みが二つある、特殊な例です。